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憧れの「天壁いっぱいの本棚」 ~壁面本棚のつくり方~

映画やドラマで観たことがある方もいらっしゃると思います、天井~壁いっぱいの大きな本棚をご紹介致します。壁一面、天井まである大きな本棚に趣味の本やお気に入りの雑貨たちを飾る。飾るものを変えると、お部屋がシックにもカジュアルにも可愛くもなる魔法の本棚に憧れを抱いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は工務店の視点から造り方をご紹介したいと思います。

 

【本当に天井~壁いっぱいに造れるの?】


よくある方法は天井と本棚、壁と本棚の間に隙間(5㎝程度)をあけるというものです。少し小さく造っておいてはめ込むという方法ですね。場合によってはその隙間を化粧板(本棚と同色)で隠してあることもあります。既製品の本棚や食器棚、下駄箱などはこの方法が多いです。しかし「隙間を空けずに本当に天井~壁いっぱいにしたい」となったらどうしたらいいでしょうか?そうです、ここで大工さんの技術が活きてくるのです。









 

【溝つきの技術】

上記写真は弊社ショールームの打ち合わせ室ものです。打ち合わせや河市(弊社主催のマルシェ)等で訪れて頂いている方々は、一度は目にされていることと思います。鋭い方はお気付きかもしれませんが、よく見ると板の一枚一枚が溝をついて組み込んであることが分かります。







外周の四枚の板(天井、壁、床と接する板)はそれぞれ溝の中でビス固定してありますが、それ以外の内部の板は全てはめ込んであるだけで釘等は一切使っていません。四方が全て天井・壁・床いっぱいだという難しい条件を逆に活かした造り方になっています。これなら、地震等で揺れても倒れてくる心配はないですね。

 

【おわりに】

ここ数十年の間に住宅も大きく変わってきました。昔ながらの在来軸組み工法でも、木を削ったり溝をついたりという仕事は次第に減り、今では多くの商品が工場生産になりました。しかし、視点を変えれば大工さんだからこそできること、昔ながらの技術が活きる仕事もたくさんあるように思います。これからも職人さんたちの知識や技術と時代のニーズを上手く組み合わせ、次世代に継承していける工務店でありたいと思っています。