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「お気に入りアイテムを飾ろう」~壁付けディスプレイケース(防塵・UBカット仕様)~

 

お気に入りアイテムを手に入れた時の喜び、誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。

可愛いもの、かっこいいもの、高価なもの、希少なものなど、やっとの思いで手に入れたアイテム。そして、大切なものだからこそ箱のままクローゼットに、、、その気持ち、とってもよく分かります。飾ってしまえば埃も被ります、日焼けして変色することもあるでしょう。でも、せっかく手に入れた「お気に入り」が日の目を見ずに仕舞われてしまうのはあまりにも寂しくないでしょうか。

そこで今回、気密性と日焼け防止に注目したディスプレイケースを紹介致します。基本構造はドイツ箱にUBカットフィルムを貼ったものになります。以下の施工~完成写真をご覧下さい。

※「ドイツ箱」とは、一般に昆虫などの標本箱として知られているもので、気密性が高く埃の流入を防ぐ効果を持ちます。また、箱(本体)と蓋のかみ合わせが精細で、向きを違えるとはめられない程です。

 

1.材料の準備

箱と蓋、中板、背板の材料となる木材とガラスを準備します。(背板を鏡にすることも可能です)



2.木材の加工

①箱の深さ(奥行)を決めて、箱と蓋の合計寸法となるように傾斜盤で木材を大まかに巾落としします。



②巾落としした2本の木材の幅を正確にそろえるために、プレーナーにかけます。



2本の材料の幅がぴったり揃いました。



③箱に背板をはめ込むための欠かしを作ります。今回は厚10㎜の杉板を背板とします。



④蓋になる部分にガラスをはめ込むための欠かしを入れます。気密性を高めるためにシーリング材で蓋とガラスを固定するので、ガラスの厚みよりも5㎜程度幅を広く欠かします。



⑤蓋部分と箱部分を切り離します。こうすることで、蓋と箱の木目が揃うので組み合わせた時に綺麗ですし、蓋をはめ込む時の上下の目印となります。



⑥蓋と箱を組み合わせるための桟を取り付けます。今回は5.5㎜のラワンベニヤを桟として使用しています。

先ずは、蓋と箱の両方に桟をはめ込むための溝を入れます。



次に木工用ボンドで箱側に桟を取り付けます。







蓋と箱を組み合わせるとこんな感じです。桟が緩いと気密性を損なうので、溝の幅が重要になります。



⑦木材を必要な長さにカットし、縦用2本、横用2本を作ります。箱部分と蓋部分を組み合わせた状態でカットすることで、長さがピッタリ合います。



3.組み立て

①箱の組み立てです。キリで下穴を開け、ジョイント部分に木工用ボンドを塗ってビス止めします。







②蓋の組み立てです。3本を組んだ状態でガラスをはめ、最後に4本目を取り付けます。止め付け方法は箱部分と同じです。



組み合わせるとこんな感じです。



③内側からガラス部分の周囲にシーリングし、ガラスを固定すると同時に気密性を持たせます。





④箱部分に背板を取り付けます。(裏側からビス固定)

今回は内側を白く塗装してみました。





⑤箱部分に中板を取り付けます。(側面と背面よりビス固定)

ガラスの内側からUBカットフィルムを貼ると、「ディスプレイケース(防塵・UBカット仕様)」の完成です。



5.仕上げにこだわる場合

組み立ての際に、込み栓をしてビスが見えないようにすると、よりプロっぽい仕上がりになります。サンドペーパーで擦った部分は、日焼けによって次第に周囲と馴染んできます。





また、はめ込んでしまえばケースを起こしても蓋が外れることはありませんが、ご心配な方は四隅にフック(止め金具)を取り付けると安心です。



6.おわりに

お店などで見かけるディスプレイケースは商品の出し入れ頻度が高いため、ガラスが「引違い式」や「観音開き式」になっていることが殆どです。そのため、どうしても隙間から埃が入ってしまうのが現状で、極力埃を防ぎたい方には不向きと考え今回のディスプレイケースを考案しました。

せっかくのお気に入りアイテムをクローゼットに仕舞い込むのではなく、目に見える所に飾っていただくことで、好きなものに囲まれたその人らしい素敵な生活を送るお手伝いができれば幸いです。