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クロス(壁紙)の補修 ~パッチワーク編~

「クロスを傷つけてしまいました。しかも、剥がれたクロスも無くなってしまいました(泣)」そんな時に部分補修する方法がパッチワークです。今回は、パッチワーク(部分補修)を目立たなく綺麗に仕上げる方法を検証していきたいと思います。



クロスを貼った石膏ボードに一部「剥がれ」を作ったものを用意しましたので、パッチワークの手順とともにより綺麗に仕上げる方法を検証していきたいと思います。

 

【パッチワークの手順】

①柄合わせ

パッチワークはクロスを部分的に補修する方法ですので、既存クロスと新規クロスの柄をぴったりと合わせる必要があります。柄の無い(無地)クロスの場合は必要ありませんが、今回用意した程度のクロスでも柄合わせをした方がよいと思います。

間違い探しの要領で、既設クロスと新規クロスの柄を見比べます。クロスの柄は30㎝~90㎝程度でリピートしています(同じ柄が繰り返されている)ので、その範囲で同じ柄を探します。指で示した部分の柄が一致するので、この周辺を使ってパッチワークをしていきましょう。





②補修部分のくり抜き、裏紙めくり

クロスがめくれた部分を、ひと回り大きく切り取ります。また、それよりもさらにひと回り大きいサイズに新規クロスを切り取り、裏紙を剥がします。クラフトテープ(ガムテープ)や養生テープなどを使って下写真のように剥がすと綺麗にめくれます。裏紙を剥がす理由は、既設クロスをめくると壁面(石膏ボード)に裏紙が残るため、その上に新規クロスを貼ると裏紙分の0.数ミリの厚みが出てしまい、仕上がり時にパッチワークした部分が浮いて見えてしまうためです。













③のり付けとオープンタイム

裏紙をめくったクロスにクロスのりを塗り、5分程度置きます。そうすることで、クロスがのりの水分を吸収して柔らかく馴染みます。二つ折りにしておくと、のりの渇きを防止できます。





④貼付けと切り取り

のりを馴染ませたクロスを既設クロスに貼付け、柄が合うように微調整します。位置が決まったら定規を当て、ずれないように新規クロスと既設クロスを一緒にカットします。







⑤既設クロスのめくりと新規クロスの貼付け

カットできたら、一旦新規クロスをどけて既設クロスを剥がします。既設クロスを剥がした後に、再度新規クロスを張り付けて完成になります。パッチワーク後数時間は新規クロスが水分を含んだ状態になるので、色合いや厚みが若干違って見えますが、一日も経つとクロスが乾いて周囲と馴染んできます。









 

【検証】

①裏紙をめくらずに貼った場合

厚みが出てしまい、柄を合わせても筋が入って見えるため目立ってしまいます。この仕上がりではイマイチですね。





②裏紙めくり1回(4方コーキング)の場合

接着力はのりよりもコーキングのい方が強いですが、コーキングはのりと違い乾いても厚みが残ります。よほど丁寧に余分なコーキングを取り除いて(押し出して)やらないと、コーキングの厚みで目立ってしまう事が分かりました。







③裏紙めくり1回(コーキング無し)の場合

上記の検証を活かして、コーキング無しでやってみました。しかし「裏紙めくらず」の時ほどはっきりした筋は入っていませんが、まだ全体に厚みが残り四角く浮き上がって見えますね。柄を合わせても0.数ミリの厚みの差が目に付くとは、人の目はよくできたものです。





④裏紙めくり2回(コーキング無し)の場合

ここにきてようやくほぼ分からない仕上がりになりましたね。結論としては、「裏紙めくり2回(コーキング無し)」が一番綺麗に仕上がったように思います。





【おわりに】

今回はパッチワーク方法のご紹介と仕上がりの検証をしてみました。地味な作業ですが、こうした一つひとつの積み重ねがお客様の満足感や安心感、信頼感に繋がるのだと考えています。「河井建築さんなら何とかしてくれる」そう言って頂ける工務店になれるよう、これからも努力してゆきます。