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2023/12/08

G2グレードのお家 真夏の温湿度と光熱費について

G2グレードのお家 真夏の温湿度と光熱費について 画像

西三河で女性設計士と建てるパッシブデザインを取り入れた高気密高断熱の注文住宅をてがけている河井建築です!

こんにちは。ママ設計士の前原です。

今日は

高気密高断熱の家で暮らすと光熱費はいくら?』


をテーマに話していきます。

高気密高断熱のお家を希望する方が増えてきており、弊社にも多くのお問い合わせを頂いています。
3.4年前とは比べものにならない程消費者様の関心が高まっており、また高気密高断熱というワードを売りにしている建築業者も多くなってきました。
UA値・C値の数値戦争が激化し、一定の基準を満たす数値を求めて建築会社を探している消費者様も多い印象です。

ところで、皆さまは「なぜ高気密高断熱の家を建てたい」のか考えたことはありますか?
何となくyoutubeで見たから、営業さんが言っていたから 等 改めてなんで?と聞かれると「何となく…」と返答に困ってしまいませんか?
数値だけではない本質を一緒に考えていきましょう。

HEAT20 G1・G2グレード/C値が小さい 高気密高断熱の住宅は次世代省エネ基準と比較して光熱費は確かにお値打ちになります。
ではUA値を小さくする為には何をしたら良いでしょうか。

① 断熱材を厚くする

② 断熱材の材種を変更し性能の良い物を使う

③ 窓の仕様を性能の良い物に変える

④ 窓を減らす


①②の断熱材の仕様を変更する事はとても簡単です。基礎/床・屋根/天井・壁をバランスよく整える事が重要です。
屋根/天井の断熱材は太陽光の影響を受ける為、壁断熱材の2倍の厚みを確保すると良いです。

③④の窓の仕様については注意が必要です。
窓は外壁と比較すると熱を通しやすい為断熱性能の弱点となりますが、南面の窓の仕様選定を誤ると冬場の日射取得が減ってしまい結果として暖房費が高くなります。
では、単純に南面の窓を大きくすればいいんでしょ?と解釈するには問題があります。
太陽は下記の図のように太陽の軌道が季節ごとに移り変わっていくのがわかります。冬至と夏至では建物の外壁・窓に当たる太陽光の角度が大きく変わります。

出典:国立天文台

単純に南面の窓を大きくしてしまうだけでは夏場のサンサンと輝く太陽光が窓を通じて家の中に入り込み、高気密高断熱の家を温室状態にしてしまいます。
一度暖まったお家を冷やすには冷房が頑張るしかありません。快適温度に達するまでに、まずは暖まった断熱材を冷やす必要があり時間がかかります。

冬場はUA値を小さくする為に窓を減らしたり、太陽光を取り入れにくい窓を選定してしまうと、太陽光で温められるはずの室温が上がり切らず晴れているのに暖房に頼る事に…暖房費の増加につながります。
そこで重要になるのが、窓周りのデザインです。

■ 太陽高度にあわせて庇をデザイン(日射遮蔽・取得)

■ 夏は家の外で太陽光を遮る(日射遮蔽)

■ 冬は窓から太陽光を取り込む(日射取得)


日射取得(ηAC・ηAH)を考慮しない間違ったUA値の住宅は確実に増エネとなり、とても省エネでお財布に優しいとは言えません。
単純にUA値を小さく見せるのは容易ですが、光熱費に置き換えて太陽光のシミュレーションを行いバランスよく断熱性能を担保するのが大切です。

先日OB様宅で温湿度データを計測した資料と共に高気密高断熱の家の更なるメリットを見ていきましょう。



表が細かく見難いですが、横軸が日時、縦軸が温湿度、グレーの線は測定期間中の外気温を表します。
測定期間は7月16日から8月19日の約1カ月間とし、LDKの代表温湿度を測定しました。

【お家のスペック】

地点:安城市
UA値:0.47
ηAC値:1.1 遮蔽部材あり
ηAH値:2.2
BEI値:0.39(太陽光を含む)
C値:0.2
耐震等級3(許容応力度計算による)
耐風等級2(許容応力度計算による)
長期優良住宅
冷暖房設備:エアコン/部分間歇運転

エアコンの設定温度は27℃、ほぼ一定の温度で推移しています。夜間就寝時はLDKのエアコンをOFFにしているので、1℃程度上がりますが30℃を超える日はありませんでした。
湿度は食事を作るタイミングや食洗器が動いたり入浴時に上昇しているのがわかります。

測定期間中の一番暑かった日をピックアップしてみてみましょう。

7月18日は外気温が37℃、室温は27℃前後を保ちながら推移しています。AM0:00にエアコンを切って緩やかに室温が28℃まで上がり、8時にエアコンを付けるまで快適温度が続いています。
エアコンを切っている時間帯は湿度がやや高めに推移していますが、起床時刻から就寝時までは快適ゾーン。測定結果を回収に伺った際も体感としては暑いと感じることなく玄関に入った習慣から快適、涼しいなと感じました。
もちろん窓にはハニカムスクリーン+庇、外部遮蔽部材を付けて日射をコントロールしています。

正午ごろにお家を後にする際玄関ドアを開けた瞬間「あぁ…今日は猛暑日だった(^^;)」とガッカリしました笑

光熱費はというと、冷暖房のみを計測してはいませんが、家全体の消費量で7月1~7月31日で9,000円程度。太陽光の自家消費とオール電化のエコキュートがとても効率的に動いています。
売電収入を鑑みるとリアルZEH生活。将来的には蓄電池を付けてEVにも対応できるようにしています。

LDKから玄関ホール、洗面脱衣に至るまで引き戸で開放できるため一体空間としてエアコン1台で室温をコントロールしています。
夏の快適さはもちろん、冬場はヒートショックを起こすリスクも低減し、子どもから高齢者まで快適に暮らすことが可能です。

さて、「なぜ高気密高断熱の家を建てたい」のか答えが見えてきましたね。
皆さまが建てたいお家は

『光熱費が安くて、一年中快適で、年をとっても安心して暮らせるお家が欲しいから!


ではありませんか?

そんなお家を建てるには下記のことにしっかり取り組む建築会社や工務店と出会って下さい^^

■ 土地の周辺状況を加味して設計している

■ 太陽光のシミュレーションをして窓設計をしている

■ 省エネルギーに生活できる断熱性能を確保している

■ 断熱性能+気密性能を担保している

■ エネルギー計算をしている

■ 適正な空調機器をシミュレーションして提案している


光熱費はUA値・C値だけの数値をよくするだけでは安くはなりません。
UA値が計算できると熱の出入りから、どれだけの空調能力が必要でどんなスケジュールで運転すべきか見えてきます。
その為には暮らす方の生活の工夫も必要です。太陽光やEV、蓄電池なども合わせて検討しリアルZEH生活になると財布にも環境にも良いですね^^

家づくりの疑問質問がありましたらお気軽に前原までお問い合わせください。

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| Created by ABABAI Co.,Ltd.
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